Autoloadは、強力なハイドロ計算エンジンとして定評のあるAutohydroをベースにした、実船に限りなく近い３次元立体船体モデルを使って、誤差を含みやすいボンジャンテーブル等を使った間接計算等に頼らずに、直接計算により載荷状態における復原性能を、高精度で評価する船舶搭載用ローディングコンピュータプログラムです。

この基本となるAutoload に加えて、Autoload/カーゴマネジメントモジュールは、世界の海上輸送における網の目のように複雑に絡み合った貨物船への積付けを復原性能計算と連携しながら、ポートオブコールや、それぞれの積荷の量や条件に合わせて最適となるように、載荷状況を３次元的に詳細に検討しながらも、効率よく、しかも簡単にBooking Listを作成することのできる物流コストの大幅な削減に大きく寄与する画期的なカーゴマネジメントプログラムです。

Autoload　－　RoRo モジュールの特徴 様々な基準の組み合わせによる搭載物の情報を、ユーザが分類または条件を設定して、検索することが可能なBooking List（搭載物リスト）が含まれます。このリストは、EDIによって、ホストコンピュータに連動して作動します。 搭載物のユニットまたはブロックのイメージで表示される画像の積み込み計画は、POL、POD、または商品の種類によって色分けされます。 搭載物の積み込みは、”ドロップ・アンド・ドラッグ”機能で行えます。この方法により、ユーザはBooking List（搭載物リスト）からデッキへ、マウスを使って搭載物を移動させることができます。 高度でユーザ定義可能な積み込み規則や、デッキの形状、搭載物のユニット、搭載物の特性による制限を設定することができます。これにより、搭載物をユニット別、ブロック別、エリア別、重量別、液体搭載車両などに分類し、あらかじめ定義したエリアに積み込むことができます。 追加する搭載物の配置方向を、９０度またはあらゆる角度で変更することができます。 移動可能なデッキパネルの位置の設定により、デッキレイアウトを再構成することができます。

世界的に増々、激化して行く、物流戦略の切り札として、現在市販されているカーゴマネジメントソフトウェアの中から、40隻以上のRo-Ro／コンテナ船を運航する、Ro-Ro船の運航では世界最大規模のノルウェーを本拠とする、Wilhelmsen Lines AS も、1999年にAutoloadカーゴマネジメントシステムの導入を決定し、現在稼動しております。

Autoload / カーゴマネジメントシステムは、ネットワークにより多数の寄港拠点と船舶を結びつけて、一元的に物流を監理コントロールできる21世紀の物流戦略に勝ち残るためになくてはならないソフトウェアです。

国際競争力を高めるには、物流コストの低減が何にも増して重要視されてきておりますが、Information Technology（情報技術）の変革のうねりが海運業界についても押し寄せて来ております。

航空貨物やトラック運送貨物については既に何年も前から、SCMC Supply Chain Managementシステムの一環として、パソコンと連動して、荷物を効率良く管理する手法が行き渡り当たり前のように使われて来ております。しかし、残念ながら、海運業界につきましては、その特殊性もあり何隻ものフリート全体について一元化されたデータベースにより統合的に貨物を効率的に管理しながらも同時に各個別の船舶のローディング状態を連動させて、安全性を確認できるという、気の効いたシステムが存在しませんでした。

Autoship System社では、この問題の解決のために早くからプログラムの開発に着手し、Autoload / Cargo Management システムとして完成させておりましたが、1999年からは、ノルウェーのWilhelmsen Lines社の28隻のRO-RO船フリートと19ヶ所の支店網を結ぶシステムの開発について契約が交わされ、現在では完成したシステムが稼働しております。

これに引き続き、Star Shipping社のフリートにもAutoload / Cargo Management システムが採用され、本システムの運用で、フリート全体の効率的な運航管理に、なくてはならないシステムとして評価されています。

あらゆる業界において国際競争力の強化に向けた企業の合併や統合などの大変革を含む生き残り策が模索されておりますが、統合会計システムの導入はもちろんですが海運業界におきましては、増々重要になってくるのが貨物物流管理システムです。Autoship System社のAutoload / カーゴマネージメントシステムは、様々な拘束条件に適応しながら積荷を３次元の立体的に搭載し、視覚的に把握しながら、Stowage Planを作成し、同時にリアルタイムで復原性能を確認し、さらにPort of CallやBooking Listについても自動的に一元化されたデータベースの下で、誤記や入力ミス無しに取扱うことができます。

これに加えて、複数のオペレータによる入力データを基に、多国の港に点在する支店網をネットワークで結んで必要とする情報の一元管理を可能にする、画期的な大規模フリート向けの統合型貨物船物流管理／船舶ローディングシステムとしても対応できます。IT(情報技術)革命の進展に伴い、統合型貨物船物流管理／船舶ローディング一元システムの導入が必要となります。

Autoload / Cargo Management システムは、現在 Break Bulk Cargo Ship(混載貨物船)、RO-RO船、コンテナ船、タンカー船、重量物運搬船、バルクカーゴ船、アンカーハンドリング船、サプライ船用のシステムが開発済みです。また、各運送会社様の業務内容およびフリート船に合わせてカスタマイズしたシステムを納入する方法を取っておりますので、詳細につきましては、お気軽にお問合わせ下さいますようお願い申し上げます。

Autoload メイン画面　－　主な機能 許容余裕値（マージン）を含む全ての重要なデータが、メイン画面上部に継続的に表示されます。また、マイナスの値は赤字で表示されます。 Auto Update（自動更新）または手動での更新を選択することができます。 吃水、またはTANK SENSORS（タンクセンサー）の読取値、Online（オンライン）または手動入力を選択することができます。 画像ウィンドウは、DXFデータを組み合わせたモデルを使用した、実際の船体に即した状態を表示しています。 搭載物を右クリックすると、搭載物リストの編集や、搭載物の概説を作成または編集することができます。

Autoload ユーザーリスト

Autoload デモプログラムのダウンロード

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