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Autoshipシステム
ハイドロ計算プログラム


Autohydro画面をズーム Autohydroは、テーブルや決まった条件について計算されたカーブから値を読み取り、補正値や、修正計算により補間値を推定計算する今までの手法とは異なり、コンピュータ上の仮想水面に浮かべた、実船に限りなく近い3次元立体船型モデルを使い、実船同様にヒールおよびトリムさせた状態で、あらゆるハイドロ計算を行なう、国際的な時代の流れの要請に適応するために開発された、画期的なハイドロ計算プログラムです。

Autohydroは、Autoshipと併用すると、船舶基本設計時における船型モデルについてのハイドロ計算だけでなく、区画/タンクに加えて、上部構造等を含めた実船と同等の精密な船型モデルを作成することにより、さらに高度な解析を行なうことができます。

Editor画面を表示 Autohydroでは、トリム/ヒール角度に制限がなく、全ての領域で排水量等計算/復原性計算が実行できます。その場合、液体を含んだタンクは、常にその時点での平衡状態における自由液面の影響を考慮した重心位置を使って、計算が実行されます。

したがって、Autohydroは船舶基本計画のための排水量等計算/復原性計算はもちろんのこと、排水量等曲線図やボンジャン曲線図からの値の読み取りや、自由液面による重心位置の修正等、ヒール/トリム角度によっては無視できない誤差やエラーの生じやすい方法に頼ることなく、実船におけるさまざまな載荷状態について、非損傷時/損傷時の解析やサルベージ時の解析などが、もしこうなれば実船ではどうなるのか、実船の浮きなりがこの状態の時、重心位置はどこにあるのか、実船の改造により重量物が加わった場合、復原性能はどう変化するのか等、今までの内挿法による補間値を使った概略的な計算方法では捉えることが難しい、高度で複雑な排水量等計算/復原性計算が、直接計算により、超高速の演算手順のバッチ方式で自動的に条件を変化させながら短時間のうちに繰り返して、何度も実行できます。

主な機能

船型モデルの作成
操作環境
条件設定
計算/解析機能

操作性

Windows上で動くので、覚えやすく使いやすいグラフィカル・インターフェース
メートル、フィートどちらの単位もサポート
自動ステーション挿入
あらゆるセクション形状に対応
付加物、上部構造の形状指定可能
吹き抜けや穴を指定可能
付加物を船体形状に合わせて指定可能(FIT機能)
タンク形状、位置の指定可能
タンク形状を船体形状に合わせて指定可能(FIT機能)
測深管形状形状、位置の指定可能
キャンバー指定可能
外板厚指定可能
円柱形、円錐形状を指定可能
標識ブイ等の縦軸円筒形状モデル作成用専用コマンド
複数の船体を合体させる(例:ドライドックの中の船)
正面図、平面図、側面図の表示
立体図、透視図の表示
Autoshipで開発された船型の取り込み、DXF形式の船型断面による船型入力が可能

船体諸係数・排水量等計算

排水量、吃水、CB、WPA、CF、KM
Cb、Cwp、Cp、Cms、排水量、長さ比
濡れ面積
トリム、ヒール、波、着氷、ダメージの設定
タンクなど自由水の設定と自動補正(フリーサーフェース・モーメントの補正は不要)
IMOトン数計算[Pro]
水平面形状の前後端ラウンド形状自動補正
船体諸係数カーブ、排水量等カーブ、エリアカーブのグラフの出力
サルベージ解析
エアードラフト計算 プロペラ没水深さ計算
ブリッジからの最短見通し距離計算

構造力学計算[Pro]

ダメージ、波、ヒール角度の設定
荷重曲線
剪断力カーブ表示、出力
曲げモーメントカーブの表示、出力
断面係数の設定
断面二次モーメントの設定
たわみ曲線の表示、出力
ストレスカーブの表示、出力

復原力計算

復原力交叉曲線(クロスカーブ)
復原力曲線

海水流入角計算

海水流入角曲線

カスタマイズ

簡単なコマンド文法により一連の操作をマクロ化、自動計算させることも可能
繰り返し計算、単純計算などの簡略化、効率化が可能

    注記
  • 【Autoship System-Basic(Autoship-Std + Autohydro-Std)】と、【Autoship System(Autoship-Pro + Autohydro-Std)】では、タンクや区画室の設定が最大25区画までの、非損傷時の復原力計算が行えます。20トン未満の小型船舶用の計算が行えます。
  • 【Autoship System-Pro(Autoship-Pro + Autohydro-Pro)】では、タンクや区画室の設定数は無制限の、損傷時及び非損傷時の復原力計算が行えます。縦曲げモーメントおよび、たわみ計算、IMO損傷時残存能力復原力計算(貨物船及び旅客船)、グレイン・ヒール計算、可侵長(フラッダブルレングス)も可能です。

(Autoship System プログラムの機能上の相違点についてはココをクリック!)

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