Autoshipシステム
船型創成/フェアリングプログラム

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オフセットデータを入力することにより、各断面形状、ステム/スターンプロフィール、サイド/ボトムタンジェンシーライン等の2次元基本データを創成/フェアリングして、テンプレートとして表示、又は船体面創成の基礎データとして利用できます。

船型創成においては3次元面フェアリングを行いますが、点、線、面、及びそれらの要素により構成される形状グループが、それぞれお互いに関連を保ちながら1つの船型モデルを形成する構造になっています。この中でグループは、点、線、面、及び他のグループを含んだ構造が可能なため、縮尺、回転、鏡像、平行移動、複製機能等を使うことにより、必要最小限の形状や要素を基にして、コンパクトなデータ量でありながら非常に複雑な船型モデルを作成することが可能です。

また、それぞれの形状はそれを構成する点、線、面の要素同志や他の形状とも関連付けを行って船型モデルが作成できるため、形状を構成する要素が変更されれば、それに関連する全ての要素や形状も自動的に再計算されて、連動して変形されます。したがって、例えばサイドタンジェンシーラインが変更されれば、サイドフラットと船首部自由曲面との間に隙間が生じることなく、サイドフラットと船首部自由曲面は、自動的に変形されます。

3次元船型モデルを構成する要素のうち、点は空間に自由に存在する点としてや、面や線上にくっついて存在する点として作成できます。線は空間に自由に存在する線としてや、他の線や面上にくっついて存在する線として、また面上に投影された線として作成できます。そして線の端点は点にアタッチすることも可能です。面も自由曲面としてや、色々な性質を持った面として作成することができます。また、面の端線は他の面や線にアタッチしたり、他の面に投影したりすることも可能です。線や面はそれぞれさまざまな方法で創成することができます。

面は寸法形状の指定により外形を決める方法、軸を基準に線を回転させる方法、指定方向に断面形状を押し出す方法、他の線に沿って掃引する方法、複数の断面形状に沿わせて面を張る方法、2本の線の間にルール面を作る方法、2本の線の間に可展面を作る方法等により創成することが可能です。

戻る フェアリング機能

線や面はそれぞれ、スムースな必要とする形状をより速く容易に作成するため、フェアリング・ツールとして各種の曲率表示が可能です。編集中の曲線に沿って表示される櫛状曲率表示は主に制御点の配列分布や適切な数の確認に、直線基準線に沿った曲率表示は主に前後の関連制御点の相互の位置関係の確認に、そして色分けされて画面表示される曲率面分布表示は主に船体表面の歪みや凹凸の判断に有効な働きをします。さらに曲面の工作/加工の難易の判定に役立つガウス曲率面分布表示も選択できます。

戻る 断面設定

基本設計時における船型創成に必要なSEC(STA.またはOrd.),WL,BL等の設定はもとより、フェアリング後のフレーム及びロンジガーダー等の各断面形状のデータ出力に必要なSEC,WL,BL等を、任意の位置に等/不等間隔で自由に複数設定/編集が可能です。各断面設定はファイルに保存し、再利用もできます。